誕生日
曲直瀬道三が生まれたとされる
1507年10月23日(新暦)
永正4年9月18日(旧暦)
1507年10月23日(永正4年9月18日)は、戦国時代の医師・曲直瀬道三の誕生日とされる日です。ただし、郷土資料には永正3年(1506)生まれとする記述もあり、出生地にも京都説と近江説があります。ここでは西暦日付を明記する資料に従いつつ、異説がある人物として扱います。
道三は若い頃に禅寺で学び、その後、関東で田代三喜から当時の中国医学を学びました。京都へ戻ると、診察だけでなく医師の教育にも力を注ぎます。医学を体系的に教える場として啓迪院を設け、多くの門人を育てたことが、道三の大きな功績です。
代表的な著作『啓迪集』は、中国の医学書から病気の原因、診断、治療に関する知識を整理した書物です。東京大学附属図書館は、この書が当時の中国医学を体系的に編集し、日本への導入と普及に大きく貢献したと説明しています。道三は正親町天皇を診療したほか、足利義輝、織田信長、豊臣秀吉らとも交流しました。
曲直瀬家はその後も医家として続き、江戸幕府の医師を務める家となりました。道三の活動は、一人の名医としての診療にとどまらず、医学知識を書物と教育によって次の世代へ伝えた点に特徴があります。
出典
PHP研究所「曲直瀬道三~信長、秀吉、家康も診察した戦国最強ドクター」、https://rekishikaido.php.co.jp/detail/4345 (閲覧日:2026-09-18)
港区立郷土歴史館「曲直瀬家文書」、https://www.minato-rekishi.com/museum/2019/09/R01-03.html (閲覧日:2026-09-18)
東京大学附属図書館「『啓迪集』―曲直瀬道三」、https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/html/tenjikai/tenjikai2004/tenji/case2.html (閲覧日:2026-09-18)
国立国会図書館サーチ『曲直瀬道三全集 第4巻(啓迪集1)』、https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002458582 (閲覧日:2026-09-18)
国立国会図書館レファレンス協同データベース「安土桃山時代の医師、曲直瀬道三について知りたい。」(提供館:滋賀県立図書館)、https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000194743&page=ref_view (閲覧日:2026-09-18)